仕事は順調なのに症状は悪化

前回 ”上司への巻き返し” ということでした。
直属の上司から離れて 別の上司のプロジェクトに参加し成果をあげたことで
まわりの他の人から 直属の上司の評価への信頼性に疑問が生じ始めた
という内容でした。(1回のプロジェクトではなく 継続したからなんですけど)
今回は 仕事は順調なのに症状は悪化 という経験についてです。
前回のお話にあったように パニック障害でダメダメだった状態から 徐々に仕事の成果を上げることができ
入社して3年目には プロジェクトリーダーを任されることになりました。
リーダーと言っても小さなプロジェクトで 私も含めて6人程度でしたが
パニック障害で仕事できない状態からすれば大きな進歩だったと思います。
今回のこのお話は私の自慢をしたいわけではなく 仕事が順調になってきたことをキッカケに
パニック障害 から 強迫性障害 に変化 していくことをお話ししたいんです。
今まで 「逃げ出したい! どうしよう?」 ということを強く考えていたものが
「逃げ出したくなったら どうしよう?」 に変わっていったんですよ!
実際に 「逃げ出したい!」 と思っているわけではないのに
プロジェクトへの抜擢のとき 打合せにのぞむとき 納品のとき
自分が大切な場面と思うようなときには つねに
「逃げ出したくなったらどうしよう?」
という 強迫観念に見舞われるようになっていきました。
そうなると 手に油汗 心臓はバクバク 、なんとか見た目は平静を保っていましたが。
それでも 仕事はなんとかクリアする こんなことを繰り返しているうちに
「逃げ出したくなったらどうしよう?」 だけではなく
「急にあばれたらどうしよう?」 とか 「死にたくなったらどうしよう?」 等々
「○○したらどうしよう?」 というように どんどん強迫観念の範囲が広がってしまいました。
最後の方は
「自転し続ける地球にさからいたくなったら でもどうしようもない どうしよう?」
「動き続けている心臓を止めたいと思ったら でもどうしようもない どうしよう?」
というように 荒唐無稽な心配ごとを考えるようになっていきました。
考えたからどうなの? と思われるかもしれませんが
それを考えることで 手汗 心臓バクバク パニックに陥りそうになるんです。
考える対象はなにでもよくて どうしようもない、変えられない ことを考えてパニックになるようになったんですね。
今回 仕事は順調なのに症状は悪化 ということで 強迫性障害を発症したお話をしましたが
ここから 急行電車に乗れなくなったり 飛行機に乗れなくなったり というように
気持ちだけではなく 日常生活に支障をきたすようになっていきました。
それはまた次の機会にお話ししますね (^^)
ただし このブログを読んでいただいている方で 同じようにパニック障害や強迫性障害で苦しんでいる方がおられましたら
わかっていただきたいのは こんな荒唐無稽なことを考え苦しんでいた私でも
いま 会社を辞めて独立して仕事をして 結婚もしている ということです。
必ず克服はできるんです!
私がどのように克服の経緯をたどったのか またお話させていただきたいと思います。
ということで今回はこのあたりで。
たのしいことを考えて 気楽をモットーに!