心の病気は病気ですか?それは気付き!

今回は ”心の病気は病気ですか?それは気付き!” というタイトルですが
以前に少し似たようなお話をしたのですが もう少しくわしく私なりの考えをお話したい思います。
大前提として 心の病気はとても辛いもので私自身を含めみなさん治したい という考えは当然だと思っていますし
病院に行かなくてよいというこでもなく 私自身も通院していますし 適切な対策はとるべきだと思います。
まず 心の病気 と一言でいっても いろいろなものがあります。
一般的に言われている うつ病 パニック障害 強迫性障害 適応障害 発達障害 など 他にもたくさんあります。
今回の私の話の前提として 発達障害 のようなものは除いています。
私自身が経験していないことと 私の感じ方のなかで 発達障害 は心の病気という分野なのか?という疑問があるためです。
心の病気 というのは たしかに 症状があり また原因と言われるものもあります。
神経伝達物質(セロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリンなど)の不足や過多、物質の動きなど。
これらはその通りだと思いますし その対処方として ソラナックスやパキシルなどの服用が有効ということもわかります。
これらを踏まえたうえで 今回の ”心の病気は病気ですか?それは気付き!” というのは
病気という言葉・イメージがどうなのか? というところが大きいのです!
病気というと非常にマイナスなイメージがあり 元の正常なラインより下がった状態のようなイメージ を受け取ってしまいます。
そのため マイナスの状態から元のラインまで戻さないといけない そういう思いに駆り立てられてしまいます。
でも この考え、イメージ自体 正しいのでしょうか?
私は 元の状態から下がっているとは思いません。
たしかに 症状により 今までできていたことができなくなった など不便を感じることはあります。
そういった意味では 下がったイメージをもってしまうのも仕方がないかもしれませんが
そのかわりに 新しい見方や価値観 を手に入れていると私は思います。
そして それを克服することで 元の状態よりプラスに変化すると思います。
心の病気 という状態に陥るには さまざまな原因があります。
・仕事や家庭における過剰のストレス
・過労などからくる体への負担
・自分をとりまく環境の大きな変化
これらの他にも さまざま要因があると思いますが。
今まで経験したことのないこと や 経験したことのあることでも成長した自分にとって違う受け止め方 をすることで
心に変化が生じているものだと思います。
よって 一般的に言われる心の病気 というのはマイナスに下がってダメになっている のではなく
新しい見方や価値観、状態を知る(気付き)ということだと考えています。
このように ”心の病気” というのは気付き だと私は考えています。
気付き というよりは 気付いてしまった という方が正しい表現かもしれませんが。
以前お話しましたが 閉所恐怖症 や 高所恐怖症 また 予期不安 などはどうでしょうか?
子供はこんなことを感じません というより 知らないしわからないと思います。
(子供のなかにも 感じている子たちは少数いるかとは思いますが)
火が熱い・危ないということを知らない子供は 火を怖がることはありません。
飛行機が落ちることを知らない人は 飛行機を怖がることはありません。
心臓が締めつけられるような苦しい思いをしたことない人は そんな心配はしません。
このように 知らないことについて 人間は無頓着・無関心 なんだと思います。
逆に 知っていることについて 人間は非常に注意深く興味をもつ ものです。
例えば 突然事故にあった場合 だいたいの人はパニックになると思います
事故 じゃなくても 重大な間違いをしてしまった とか。
そのときは 当然のように心臓がバクバクして 手に汗握っていることと思います。
ただし それは実際にその状況に遭遇して経験するから反応していることです。
仮にその状況を想像したからといって 心臓がバクバクしたり 手汗をかく とは思わないし
そんな嫌なことは通常考えることを避けます。
ただし それを想像しただけで そのような状態(症状)になってしまう ということを知ってしまったら どうでしょう?
心配になりませんか?
いまこのブログを読んでいただいている方は たぶん それを知っている人なんだと思います。
私が言いたいのは 知ってしまったから私たちはもうダメなんだ ということではなく
違う世界を知ることができた ということです。
それによって いまは生活がたいへんになっているかもしれませんが
それは絶対に克服することができます!
”うつ病とシステムエンジニア” という回でお話しましたが
”思考パターンの癖付け” や ”自分が不安になっても特になにも起こらない” など
他にもみなさんそれぞれの方法があると思いますが 必ず克服できます!
マイナスから元のラインに戻そうと考えるのではなく もともとマイナスなどではなく新しい感覚を知ったうえで克服する
そして より快適な生活を送れるように と捉えることが大切 なのではないでしょうか?!
最後に ”病気じゃない”をどう感じるかは別として しっかりと医師と相談し対処していくというこは非常に大切です。
ご自分の判断で勝手に変えたりはしない方がよいと思いますのでご注意ください!
では今日も気楽にたのしくをモットーに!