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強迫性障害の方への接し方

2017/07/16 うつ病 パニック障害 奮闘SE 強迫性障害
この記事は約 3 分で読めます。
強迫性障害 接し方

前回の ”うつ病の方への接し方” に続き ”強迫性障害の方への接し方” です。

心の病気ということで言えば 類似する部分はとても多いと思います。

”患者さんの話をできるだけ聞いてあげ やさしく静観すること”

これは強迫性障害の方に対してもとても大切だと思います。

 

「話を聞いてあげる」 「理解してあげる」 「共感してあげる」

ただし強迫性障害への接し方で 非常に大切な違う点があります

それが ”強迫行為に巻き込まれない” ということです!!

強迫性障害には 強迫観念 と 強迫行為 というものがあります。

強迫観念とは

本人の意思と無関係に頭に浮かぶ 不快感や不安感を生じさせる観念を指します。

強迫観念の内容の多くは普通の人にも見られるものですが 普通の人がそれを大して気にせずにいられるのに対して

強迫性障害の患者の場合は、これが強く感じられたり長く続くために強い苦痛を感じています。

そして 強迫行為とは

不快な存在である強迫観念を打ち消したり 振り払うための行為であり 強迫観念と同様に不合理なものですが

それをやめると不安や不快感が伴うためになかなか止めることができないものです。

数字を数えたり 周囲の人には理解できませんが 患者自身には何らかの意味付けが生じているものが多いのです。

 

そして その強迫行為に家族や周囲の人を巻き込むことがあります!!

家族や周囲の人が患者さんの強迫行為に巻き込まれて 知らず知らずのうちに協力しているということもあります。

先述の例で言えば 数を数えている間は周囲の人の発言を禁止するなど 強制することがあります。

仮に 周囲の人が発言した場合 強迫行為を最初からやり直すことになります。

ただ 患者さんの気持ちを和らげようと想い 要求を受け入れてしまうことがありますが

これは病状の悪化につながることがあるのです!!

このことを患者さん自身と周囲の人がともに理解することがとても大切です!!

周囲の人が巻き込まれて 強迫行為の手伝いをしてしまい それが習慣になってしまった場合

本人自身がその強迫行為を止めることがどんどん難しくなっていきます。

 

 

ですので 家族や周囲のみなさまは ”強迫行為に巻き込まれない” ということを意識することが大切だと思います。

患者さんの気持ちを理解し寄り添うことは大切ですが 習慣化するような行為には付き合わないようにするべきです。

そのとき 気まずさや軋轢が発生することもありますが そこは周囲のみなさまが頑張ってください。

それが 患者さんの将来へ繋がるんですから !(^^)!

 

全員が笑顔で 気楽な気持ちをもって たのしく暮らせば 病気はふっとびますよ!!

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ライター紹介

パニック障害 奮闘SE

パニック障害 奮闘SE

「パニック障害,強迫性障害 SEですけどなにか?!」
という強気のブログタイトルですが、私自身そんな強気な人間ではないんですよね(^_^;)
でもそれくらいの気持ちじゃないとと思ってタイトルにしました!
少しずつですが克服した経緯があるのでブログに綴っていこうと思います。
私なりのパニック障害、強迫性障害への理解や対応について記載していますので、同じことで悩んでいる人がいれば自分に有効そうなことだけ参考にしてみてください。
これからよろしくお願い致します!(^^)!

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