今回は　”克服へ　必要なこととそうでないこと”　というタイトルですが

これは　「自分にとって　必要なこととそうでないこと　を選択しているか？」　ということです。

私をふくめ　パニック障害や強迫性障害に悩んでいる人の多くは　心配性だと思います。

私自身がとても心配性です　これが

パニック障害や強迫性障害からくる不安によるものなのか　性格による先天的なものなのか

その答えは正直わかりませんが。

こうなったらどうしよう？　こんなことが起きたらどうしよう？

そういった予期不安にかられ心配性になっていると思います。

私の経験なのですが　以前会社勤めをしていたときのお話です。

仕事への通勤に電車を使っていたのですが　症状がひどい時期は　各駅停車にしか乗れませんでした。

そのため　急行に乗っていたときに比べ　１時間ほど早く家を出ます。

そのために　１時間早く起きることになります　でも帰宅時間は変わりません。

当然　睡眠時間を削って早起きするわけです。

１日２日なら問題ありませんが　１か月２か月と続くと　もともと睡眠時間が長くとれるような仕事ではないため

どんどん体調は悪くなります。

そうすると　体調不良からパニック発作が起こりやすくなり　悪循環となっていました。

どんどんつらくなるので　どうすれば少しでもラクになれるのかを考えました。

私自身　自分の行動や考えを順序立てて考えていきました。

①まず　なぜ各駅停車にしか乗れないのか？

パニック発作が起きたらどうしよう　と思うからです。

②では　パニック発作が起きた場合　どうなるのか？

とても苦しいけど　私の場合は死にはしないと思います。

③次に　パニック発作につながる不安として　なにを考えるのか？

パニック発作が起きたらどうしよう？　もうひとつ私が心配だったことは

満員の電車や駅でトイレに行きたくなったらどうしよう？

④じゃぁ　それらの心配は　考えて解決するのか？

パニック発作については　考えることが余計よくない

トイレについては　心配しても生理現象なので解決しない

つねに駅などでトイレの位置などを確認しているが満室の場合もありあまり意味はないし

駅から出て近くの喫茶店にでも行けばよい

⑤では　考えても解決しないことを考えるほど　余裕があるのか？

もちろん余裕などあるわけがない。

納期のせまるプロジェクトを完成されるための手段を考えないといけない

また　帰りには野菜などのおかずも買って帰らないといけない(笑)

このように考えると　自分自身が

「考えないといけないことを考えず　考えなくてもよいことをずっと考えている」

というふうに思えてきました！

冒頭でお話した　「自分にとって　必要なこととそうでないこと　を選択しているか？」

ということがまさにコレです！

嫌なことや不安は　病気が考えさせるのではなく　自分で選んで考えているんです

私たちは必ず自分の意思で考えていますから！

苦しいときほど　少し落ち着いて　「本当に必要なことを考えているか？」　と自分に問うてみてください！

病気だからということで　必要なことをほっぽり出していないか？

本当に自分に必要なことを考えているうちに　不安や心配のための考えをしなくなるはずです！

私は　仕事と家庭のことを考えている間は　余計なことは考えなくなりました！

根本的な解決については　またの機会にお話ししたいと思いますが

ぜひみなさまも　考えの取捨選択　をしてみてください！

少しはラクになるかもしれません　!(^^)!

では　いつもどおり　気楽にたのしくをモットーに！